調布市のお宅からのご依頼です。
最近お風呂の「おいだき」をするとゴミが出てくるようになり、3回ほど「ジャバ」で洗浄したが汚れが止まらない、とのことでご依頼を受けました。
こちらのお宅はマンションの賃貸にお住まいです。
ガス給湯器はベランダに設置されています。
浴槽から風呂釜(給湯器)まで配管の長さは10メートルほどです。
2013年製のノーリツの給湯器です。
7年ほどのご使用でしょうか。
お湯を張りチェックしていきます。
自動湯張りした段階で、細かい茶色の汚れが確認できました。
ATP測定をしてみました。
お湯が出てくるところをふき取り、機器にセットして
10秒で測定。
51198 RLU
レベルとしてはキッチンの排水口に近いものが有ります。かなり危険な数値ですね。
循環金具を分解したところ、裏側には茶色のヌメリ汚れが付着していました。
ジャバで3回洗浄した後です。
ジャバでは汚れは取れません。
ブラシを使い隅々の汚れを落としていきます。
循環金具本体も汚れの膜で覆われていますね。
こちらの作業後の写真を撮り忘れてしまいました。
すみません m(__)m
風呂釜おいだき配管の洗浄開始
2種類の洗浄剤を投入し汚れを掻き出していきます。
配管内の汚れが泡に付いて出てきます。茶色の皮脂汚れ、白色の入浴剤カスも確認できます。
風呂釜(給湯器)は7年ほどのご使用
いままで風呂釜洗浄をした形跡はありませんでした。
賃貸物件なので前入居者がどのような使い方をしていたかは不明です。
汚れから推測しかできませんが、入浴剤の使用、残り湯をおいだきしての使用をされていたと思われます。
おいだきをすると浴槽の汚れたお湯(皮脂汚れや
入浴剤、石鹸カス、ホコリ、繊維くずなど)が
配管内を循環し風呂釜(給湯器)で温められて浴槽へ
戻ってきます。
おいだきを使えば、必ず汚れが配管内に付着していきます。長い年月が経過すれば、その蓄積された汚れが剥がれて出てきます。
洗浄後数回のすすぎをして、汚れや、洗剤の残りが無いか確認して終了です。
ATP測定の数値も充分安全な範囲内に収まりました。
今回のお宅のように、ジャバで洗浄しても汚れが止まらない、という状況が多々あります。
ジャバで洗浄したら、汚れが酷くなった、ということもありました。
市販品で汚れを取るには限界があります。
一つ穴の循環金具を分解し洗浄しなければなりません。
洗浄を終えたお客様から「汚れを溜めないにはどうしたらよいか?」と質問を受けます。
その答えは
「おいだきを使用しない」
「入浴剤を使わない」
「残り湯をおいだきして使わない」
と答えています。
「おいだきを使用しない」これをするのは結構大変です。自動湯張りをした場合は設定温度に保つ為、おいだきを繰り返しています。
またご家族の入浴時間がバラバラだとお湯がぬるくなり
おいだきをしますよね。
「入浴剤を使わない」これも入浴剤の効能の為に使いたくなります。我が家でも毎回入浴剤を使用しています。
「残り湯を使用しない」節約の為に1度張ったお湯は必ず2日使用する、中には3日使用するという方も。
これが一番汚れを溜めてしまいます。
横り油の中の細菌雑菌が増殖し、ニオイも発生させます。
この3つを実践すれば配管内に汚れは溜まりにくくなります。
それは難しいという方は1年に1度のプロによる洗浄を
お勧めします。
安全安心の入浴の為には、風呂釜洗浄は必要です。
小さなお子様がいるご家庭や、健康や美に対する意識がある方は、特にお湯に気を使いましょう。
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